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ポーランド政治・社会情勢(12月8日〜14日)
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1.ベルカ内閣、VAT税率一本化を断念か 政府は、12月14日の定例閣議(毎週火曜)で、来年1月1日からのVAT税率改定案をまとめる意向とされていたが、結論が出なかった。下記の通り経済担当副首相と蔵相案の対立がある上、「ベルカ政権では本法案は通せない」(匿名閣僚)として事実上改正をあきらめざるを得ない状況。
2.男女同権問題担当相、ポーランド家庭内の女性への暴力にはカトリックが影響、と発言 12月9日、シロダ男女同権問題担当政府全権は、ストックホルムでの女性に対する暴力に関する会議に出席中、ロイター通信の記者に対し、「カトリック(教)は直接には女性に対する暴力を支持していないが、反対してもこなかった。カトリックの教義に基礎を置く文化には、家庭内暴力との連関性がある」と述べた。この発言をカトリック教会は強く批判し、「法と正義」、家族同盟の右派系の政党はシロダ全権の解任を要求した。他方与党民主左翼連合(SLD)では、ヤニク党首が「彼女は真実を述べた。」と発言、ヤルガ=ノヴァツカ労働同盟党首、社民党も同全権を擁護した。ベルカ首相は、当初は発言を「不適切」としていたが、解任は見送った。
3.「あなたはウクライナ人が好きか」:世論調査 12月13日、各紙はウクライナ人との関係に関する世論調査センター(CBOS)の調査結果を掲載した。それによると、ウクライナ人に対する印象は、 2003年11月:嫌い51%、好き19%、どちらでもない24%
2004年11月:嫌い34%、好き29%、どちらでもない32%、だった。
「オレンジ革命」を機会に、ポーランド人のウクライナ人に対する印象が好転しているのを示した。「ウクライナ人との(歴史的)和解は可能か」の質問には、2004年5月に「Yes」が58%だったのが、12月には81%と大幅に増加している。
4.SLD政治家のスキャンダル (1)オポーレSLD県委、ヤクボフスカ下院議員の党員資格停止を決定 12月10日、ヤクボスフカ下院議員(元文化省次官、元首相府政治局長)の夫が、国営発電所に対する保険契約の斡旋で、不当に数十万plnの「仲介料」を得たとしてオポーレ地検に逮捕された。同14日には、ヤクボフスカ議員の妹親子も共謀で逮捕された。オポーレSLD県委員会は、同12日に同議員の党員資格停止を決定した。 (2)A.ミハラク下院議員(SLD)の内縁の夫、詐欺で逮捕。 12月9日、SLD所属のミハラク下院議員の内縁の夫A.ノヴィツキは、経営するコンサルタント会社Anexの取引で数百万pln単位の詐欺疑惑があり、今回ワルシャワ検事局は少なくとも23万pln詐欺の容疑が固まったとして逮捕した。同社は、ミハラク議員の議員会館内宿舎に事務所を置いており、ヤニクSLD党首・院内総務は下院議員規律委員会に資料を送付し、容疑が証明されれば党除名処分とすると発言した。
5.オルレン問題調査委員会関連 (1)ギエルティフ「家族同盟」代表、独自の「報告書案」を発表 12月13日、ポーランド最大の石油会社「オルレン」(ポーランド語で「若鷲」)の、元社長の不当逮捕事件などを調査している下院の「オルレン問題調査委員会」では、ギエルティフ副委員長(政党「家族同盟」代表)が独自の「報告書案」を発表した。それによると、政商J.クルチク氏は、最初はグダィンスク精油所(現LOTOSグループ)をロシアのルクオイル社に売却を図り、失敗すると、今度はオルレンを、ハンガリーのMOL社と合併させた上でルクオイル社に売却しようと企図し、クワシニェフスキ大統領、ミレル前首相、ボロフスキ前下院議長が共謀したとしている。ロシア側では元KGBスパイでエネルギー業界に影響力の強いアフガノフ氏が関連している。
ギエルティフ副委員長は「現時点では公表できる具体的証拠は無い」としており、この報告書事態が委員会で採択に付されることは無く、名前の上がった政治家も特にコメントしていない。各紙は、「彼の支持者、選挙民にはこの内容を本当だと思いこむ人々もいる」(ジェチポスポリタ紙)と発表の政治的理由を挙げている。
(2)J.クルチク氏、下院オルレン調査委に証人出頭 12月9日、オルレン事件の中心人物の一人と目されるポーランド最大の政商J.クルチク氏は、下院オルレン調査委員会に証人として出頭、質疑に応じた。この模様はTVで全国中継された。争点は、上記アフガノフ氏とのウィーンでの会談で、クワシニェフスキ大統領を自分の後援者として名前を出した疑惑、オルレン経営理事会の自らの理事長就任で、同大統領、ミレル前首相への働き掛けの疑惑、ロシア・ルクオイル社のアレクピェロフ社長との会談などだったが、7時間に及ぶ質疑でも、新しい点は何も出なかった。
6.各県で最も行政効率の高い自治体を表彰 12月13日、ガゼータ・ヴイボルチャ紙は、自治体協会との共催で、各県で最も行政効率の高い自治体を表彰した。その基準は、合理的な行政、行政の責任感、計画性、実行性、汚職の少なさ等を総合的に判断した。表彰された自治体は次の通り。
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ヴァルミア・マズール県:Elk郡 マゾフシェ県:Lesznowola市 下カルパチア県:Nowa Deba市 マウォポルスカ県:Myslenice市 シロンスク県:Radlin市 ポモージェ県:Chojnice市 ヴィエルコポルスカ県:Murowana Goslina市 クヤーヴィ・ポモージェ県:Biale Blota市 |
ポドラシェ県:Sokolka市 ルブリン県:Leczna市 シフェントクシスカ県:Lagow市 ウッジ県:Nowosolna市 オポーレ県:Kluczbork市 西ポモージェ県:Szczecinek市 下シロンスク県:Olawa市 ルブスコ県:Krosno Odrzanskie市 |
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